まちづくり運動

なにをを持って人間は、豊かだと思えるのだろうか。健康、経済的豊かさ、地位、名誉、いろいろある。だが、人間の持っている欲を挙げ始めたらきりがない。また、人それぞれでもある。どこまでいっても真の豊かさを感じることはできないのではないだろうか。「人間の豊かさ」は、条件や物質だけによるものではなく、その人の「精神」、つまり「心」であると考える。

究極的には、「豊かな生活」と「豊かな人生」の違いではないだろうか。
自分が人と触れ、人を見るとき、「人間の豊かさ」を何を持って感じているのであろうか。それは、一言で言うならば、”人格”であり、”知”と”愛”と”優しさ”であることが誰にもわかるところである。

”人格”を身に着けることにより、人から好かれ、信頼される。このことは、生きている自分自身の「存在感」であり「生きがい」であるといえます。
人間の「真の豊かさ」を見失いがちな今日、またこのことが理解しにくい世の中ではあるが、「人間の本当の豊かさが、知と愛と優しさを身につけること」であるならば、このことを追い求めることが、青年会議所の理念に基づく「まちづくり運動」であると考える。