人間としての観点

JC運動に参画できるのは、20代、30代の一定の年齢に限られています。しかしJC運動が目指すところは、ある青年の20歳から40歳までの限られた年齢の生き方ではないのです。当然、JCを卒業した後も、そこで培われた、精神を生かしていかねばなりません。

別な観点としては、JCの会員のみ、まちづくりの仕事を期待しているわけでおありません。すでに述べてきたように、人間としてあるべき姿、一人の人間としての有用な生き方を、組織的な動きの中で発見し、実践していくことです。

JCというひとつのワクの中でものごとを考えていますと、JC運動はJC活動になり、目的が手段になってしまうのです。JC運動は、特定の人間が、特殊のことをしているのではありません。人間として当然のことを、当然やるべくしてやっていくのがJC運動です。人間としての観点、それこそがJC運動の理念を正しく理解していく上での重要なところです。