2010年度 理事長基本方針

2010年度(社)小諸青年会議所 理事長 基本方針(案)
                    
2010年度(社)小諸青年会議所
理事長予定者 若林 俊二
 

はじめに

時の流れは止めることも、明確に予測することも出来ません。悲観的だと言われるかもしれませんが、世代を問わず将来に対する希望を抱くことが難しい時を迎えています。2009年、日本国民は「政権交代」という大きな変革を選択しました。この選択は、国民の将来への期待が明確な意思として表されたものと言えるでしょう。旧態依然を打破し、変革による未来に希望の光を見出そうとするものです。「過去を否定する」ことは意味のないこと。しかし「今までどおり」それが正しいとは限らない。利益追求に偏った経済体質への虚しさ。社会的責任という言葉を遠ざけてきた時代。ただそのとき限りの欲求を満たすことだけに囚われていたら、幸せを感じることは出来ないでしょう。誰もが、生活や社会、そして経済への不安を感じています。ただ、こうした状況は、新たな「思考」と「自発」を生み出す好機であると前向きに考えるべきでしょう。他に依存するばかりではなく、自分で悩み考えながら、自分から行動を起こすことで、その不安は消えていくのだと思います。

【社会】とは、「生活空間を共有したり、相互に結びついたり、影響を与えあったりしている人々のまとまり。また、その人々の相互の関係。」を意味する言葉です。学校、会社、団体や地区などもそれぞれがひとつの社会です。個人の幸せ、家族の幸せ、企業の発展、社会の繁栄。これらは切り離して考えたり、相対するものとして考えたりすることは出来ません。企業が持続的に発展していくためにはその責任として、社会から得た利益を還元し、社会貢献の義務を果たしていくことが必要です。社会貢献は企業単位によるものばかりでなく、住民としてその地域の活動に参加することも求められます。

企業活動や社会活動は、個人と家族の幸せを望むことがその根本であります。個人として心身の健康を保ち、温かい家庭を築いていくことはその幸せであります。自らの幸せを求め、多くの他の存在を認めて、幸せな未来を想像してみましょう。個人の幸せ、家族の幸せ、企業の発展、社会の繁栄、これらすべてを望み、その実現に向けて努力していくことこそ、明るい豊かな社会を創りあげていくのだと確信します。

 

「 自分で考え、自分から動く 」

 

基本方針

1. 時代に順応した組織運営の進化と充実をはかる

2. 自発からなる「信頼される大人」の意識を高める

3. 青少年育成事業の検証をおこない、先を見据えた展開を描く

4. 愛する故郷「こもろ」の未来像を創造し、共有する

5. 地域の理解からなる会員の増強に取り組む

 

 

〔総務〕

複数の人間がその行動を共にするときには、秩序と効率が重要になります。組織を適正に管理し、円滑に運営をすることは、その活動の基盤となるものです。(社)小諸青年会議所に限らず、組織は「運営すること」「持続させること」それ自体が目的ではありません。それぞれが本来の目的を有しています。その目的を達成するためには、組織として時代に順応すること、「慣例」や「今までどおり」を検証し、変更を加えていくことが必要になります。廃止や削減によって「負」「無」を生むのではなく、そこには新たな意志を生み出していくべきです。会員が積極的にJC運動に取り組める環境を整え、広く情報を発信して進化充実をはかります。

 

 

〔会員研修〕

『心得たと思ふは心得ぬなり、心得ぬと思ふは心得たるなり』わかった、というのはわかっていないこと。よくわからない、という人のほうがわかっている。本当に自分が理解をしているのか、今一度考えてみることで、根本にあるものを忘れることなく大切にする。知らなければ学べばいい。このままでいいと自分に満足をすれば、そこから成長は望めないでしょう。謙虚であること、そして柔軟であることが青年らしさでしょう。己を知り、他を認め、良識を学び、経験を積み、積極的に学びを続けていきましょう。真剣に取り組むから、楽しいと感じることが出来る。そこには信頼と友情が生まれ、たくさんの絆を結んでいくのです。

 

 

〔青少年育成〕

こどもたちの笑顔は、いつの時代も社会とその未来を照らす光です。人の心をあたたかく、そしてやさしく照らすその光は何ものにもかえがたい素晴らしい宝物です。こどもたちが望むものだけを与えるのではなく、大切なことを教え、伝えていきましょう。

『こどもは親の「言うとおり」でなく「するとおり」になる』

と言います。品格に満ちた行動を忘れずに。自らの家庭をはじめとして、社会においても「信頼される大人」としてその背中を見せてあげることが手本であると考えます。たくさんの笑顔が輝き溢れる未来を創造していくのは、こどもたちの幸せを願う大人であるから。

 

 

〔まちの未来創造〕

1999年度に「こもろ2020年構想」を描き、「共生住環境都市」これを共通の未来像として10年が経ちました。この10年の取り組みを検証し、時代の変化を捉え、この先の目指すべき未来像をあらためて考える時です。幸せを願い、夢を語り、このまちの明るい未来を見出していきたいと考えます。漠然と将来を思い浮かべるのではなく、愛する故郷「こもろ」が、幸せに満たされている姿を想像しよう。こどもたちが安心できる社会へ。信頼される大人の背中が、明るい豊かな社会へ導くと信じて。

 

 

〔会員の増強〕

 青年会議所だけがまちづくり団体ではありません。また、団体に所属することがまちづくりではありません。個人でも目的を持ってまちづくりを実践している人もいます。組織への入会にとらわれず、多くの人と出会い、様々な意見や考え方を柔軟に取り入れる。そして自分たちの想いを伝え、このまちの未来を語ろう。その積み重ねが、会員自身のJC運動への理解を深めていきます。新たな会員を求めていくことは、組織の宣伝ではなく、所属する会員個人の魅力を伝え、入会により多くの成長が見込めると思われることが重要になります。学生時代からの友人も素晴らしいものですが、社会活動において建設的な議論をし、積極的に行動を共にする同世代の仲間は生涯を通じて信頼し合えるかけがえのない存在となるでしょう。尊敬する先輩達もJCでの経験を活かし、まちづくり運動をしています。私たちの熱意はきっと伝わる、そう信じて会員全員が努力していくことで結果は導かれることでしょう。共に明るい豊かな未来を創造していく仲間を広く求めていきましょう。

 

 

おわりに

2010年度 社団法人 小諸青年会議所は、その使命をすべての会員が自覚し、心をひとつにして取り組みます。尊敬する先輩達が築き上げてきたこの小諸青年会議所には、「想い」を共有し、自己の研鑽を積む、その土壌が受け継がれてきています。この素晴らしい環境に感謝し、さらなる進化を遂げ、想いを繋げていきましょう。

 

 

 

  人は成長を続ける そして組織は進化する

 

  愛するこのまちを 幸せの結晶にしよう

 

KomoroJC